頻度と発症原因

頻度
日本における多発性骨髄腫の発症率は、人口10万人あたり約5人です。
死亡者数は年間4,000人前後で、発症率、死亡率ともに年々増加傾向です。

発症年齢・性別
診断時の年齢(中央値※)は66歳です。40歳未満での発症は非常にまれで、年齢が進むにつれて発症数が増加します。
性別では男性にやや多い傾向があります(人口10万人あたり男性5.7人、女性5.1人)。
※中央値:データを小さい順に並べたときに中央に位置する値
発症原因
発症原因は明確になっていませんが、多くの遺伝子異常が段階的に生じることで、骨髄腫となることがわかっています。
- ●国立がん研究センターがん情報サービス 多発性骨髄腫について(https://ganjoho.jp/public/cancer/MM/about.html) (2021/8/6閲覧)
- ●日本血液学会 (編):造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版補訂版. (http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/table.html)(2021/8/6閲覧)
- ●日本骨髄腫学会(編):多発性骨髄腫の診療指針 第5版. 株式会社 文光堂, 2020